SECOND CAREER PROJECT

はじめに

四国アイランドリーグplusでは「人材育成」を目的とし、「セカンドキャリアプロジェクト」に取り組んでいます。
選手時代から引退後のことを考えることは、若干後ろめたい取り組みのようにも捉えられますが、長い人生において選手として活動できる期間は一時的であり、一部にしか過ぎません。限られた時間で最大限の成果を出すためには、計画的な取り組みが重要となり、より野球に集中できる環境の整備が求められます。

四国アイランドリーグplusでは、すべての選手が「プロ野球選手」という社会人の一員である自覚を持ち、野球を通じて自身のキャリアを築いて行く環境を目指します。

実施背景

・トップリーグに進める選手は5%程度

四国アイランドリーグplusからNPBに進める選手の割合は、全体の5%ほどしかありません。NPBのドラフト指名はそれほどにも狭き門であると同時に、NPB入りの夢が叶わなかった選手への環境整備は必須とされています。
セカンドキャリアプロジェクトは、すべての選手が社会で活躍できるチャンスを掴むための大切な役割を担っています。

実施背景画像1 実施背景画像2 実施背景画像3

・在籍選手のうち、6割もの選手が不安を抱えながらプレー

四国アイランドリーグplus所属選手に実施したアンケートによると、在籍選手の約6割もの選手が不安を抱えながらプレーしている結果となりました。不安の内容としては、競技面への不安に加え、就職活動や将来の見通しがつかないなど、競技面以外での不安も多数上げられました。
競技面以外の不安を少しでも取り除くことで、選手たちがより野球に集中できる環境となることを目指し、このセカンドキャリアプロジェクトが立ち上がりました。

実施背景画像4 実施背景画像4

・野球に没頭してきた選手が多く、キャリアに関する選択肢や知識に乏しい選手が多数

アスリートのセカンドキャリア問題として、競技力向上に専心するあまりセカンドキャリアへの準備ができない、準備するにしても具体策がわからない、などが上げられます。
これらの課題を解決する一助として、四国アイランドリーグplusはセカンドキャリアプロジェクトに取り組んでいます。

活動内容

《セカンドキャリアプロジェクト年間スケジュール》

活動内容画像1 活動内容画像1

《社会を体験する》

オフシーズンになると、選手はアルバイトなどで収入を得ます。
球団・リーグが斡旋窓口となり、地域企業などで働くことで、収入を得ながら社会経験を積むことができます。

《社会を学び、自らを高める》

自己啓発セミナーや企業の人事部担当様をお呼びした、説明会などを実施します。キャリアへの心構え知識を高めることで、社会人としての基礎育成に取り組んでいます。

活動内容画像2 活動内容画像3 活動内容画像4