カナダ現地時間6月22日（水）19時5分（日本時間6月23日（木）8時5分）より、四国アイランドリーグplus ALL STARS （IL選抜）のCan-Amリーグ公式戦・第12戦が、ケベック・キャピタルズと行われました。

　先発は北米遠征初登板となった四戸ですが、制球に苦しみます。先頭打者を四球で出すと、オランダ代表のSamsに2ボールからストライクを取りに行った球を狙われ、先制のホームランを浴びます。続く2回にも2人を四球で出すと、一発を打たれ5-0となり、ここで降板します。2回1死から嘉数がマウンドへ上がり、3回まで1回2/3を無失点。4回は木下選手(徳島)が無失点に抑えて、キャピタルズの勢いを一度は切ったかのように見えました。
　しかし現在キャンナムリーグ2位の打率を残しているキャピタルズを、後続の投手が止める事はできず、痛い敗戦となりました。

　打撃陣は6回表に先頭の林がツーベースを放つと、四ツ谷が四球を選んで後続につなぎます。その後松澤の進塁打で3塁2塁とすると、ザックのツーベースで1点を返します。
　8回表には平間と林が四球で塁に出ると、ザックのこの日2本目となるツーベースで2点を返します。
　ザックはこの試合4の3 3打点と、四国IL plus ALL STARSの全打点を稼ぎ出す活躍でした。

通算成績は6勝6敗としています。

　試合結果は以下のとおりです。
【ケベック・キャピタルズ対四国アイランドリーグplus ALL STARS】

勝：Acker負：四戸

＜継投＞ILplus選抜
投：四戸－嘉数－木下－フィリップス－間曽－岸本
捕：古川大－鶴田

ｹﾍﾞｯｸ･ｷｬﾋﾟﾀﾙｽﾞ
投：Acker－Hooker－Pardo－Leach
捕：Ehrlich

本塁打：Sams２(QC)、David(QC)、Lennerton(QC)、Malo(QC)
二塁打：Lennerton２(QC)、ザック２(IL)、Santos(QC)、林(IL)

【中島輝士監督のコメント】
噂通りの打撃のチームだったね。素晴らしいチームですよ。それも完ぺきに捉えられてるもんね。すごいよ、パワーは。これはもう「流れ」だね。勢いを止められなかったっていうのもあるんだけど。よーいドン！からフォアボール、ホームラン。フォアボール、フォアボール、ホームランってことになってくると、どうしてもああいう流れになる。ある程度、心配してたんだけど、ここでそういうところを克服してほしいと思って送り出しているし、気持ちをしっかり持ってもう一回、この経験を生かして次につなげるように。やっぱり、マウンドで自分の投球をすることだよね。いま、それが四戸には一番大事なことなのでね。

【古川大選手のコメント】（初先発マスク）
打たれました。リードしてて、打たれそうな気しかしなかったです。むっちゃ踏み込んで来るので、内（内角）で勝負したかったんですけど、内も怖いなあって感じがあって。（先発・四戸には）とりあえず声だけは掛けようと思ってました。配球の面で鶴田さんとか垂井さんの「どうやって配球してるか」っていうのを見て、自分がマスクを被ったときには同じようなリードっていうか、いいリードができればいいなと思います。

【只川宏トレーナーのコメント】
四戸のアイシングを担当したのは僕です。（試合後）だいぶ落ち込んでましたよ。トイレからなかなか出て来なくて。アイシングしながら話しましたけど、泣いてたので。それで出て来るのが遅くなったのかなと思いますけど。本人が自分で「何しにここに来たのか……」って言ってたので。いま多分、悔しい気持ちで一杯でしょう。

【四戸選手のコメント】
バッターとの対戦する（試合）間隔が空いてたのはあるんですけど、それよりもまず、自分のピッチングができなかった。それと、ストライクが欲しいなって高めに浮いたボールを見透かされて。それが結果、ホームラン２本出てるので。自分のその初回と２回のホームランで、完全に向こうに流れを持って行かせてしまったかなあと……。もしもう一回、投げるチャンスを与えて頂けたら、そのときにはきょうみたいなピッチングをせずに、腕をホントに思い切り振って、キャッチャーの構えたミットに思い切り投げたいと思います。

なお、試合の状況は、随時、四国アイランドリーグplus公式Twitterで、動画、写真をまじえながら配信中。
https://twitter.com/Shikoku_IL_plus

詳しい試合レポートは下記をご覧ください。
北米遠征レポート：http://bb-nippon.com/ib/column/1558-2016report

試合終了数日後にはなりますが、ダイジェスト動画も配信しております。
https://www.youtube.com/channel/UCw5h_EQv-ubTxbsb3CDFnrA