森本新社長インタビューtop

3月31日、四国アイランドリーグPlusを運営する株式会社IBLJの新社長就任が発表された森本美行氏。これまでに、アジアコンテントドットコム株式会社(米国NASDAQ上場企業日本法人)、データスタジアム株式会社の代表取締役を歴任。現在はfangate株式会社の代表取締役として、さらには多摩大学経営情報学部非常勤講師をはじめ、専修大学、仙台大学大学院の講師も務めるなど幅広く活躍している。

そして今回は、これまでのビジネスで培ってきた経験やノウハウを生かしながら、株式会社IBLJの代表取締役社長としてリーグ経営の舵取りを担っていく。

前・代表取締役社長であった鍵山誠・四国アイランドリーグplus理事長から「我々のこれまでの歩みも知っており、なおかつ新たな経営視点でリーグを牽引できる存在」として指名された森本社長に今後のリーグ経営に関するビジョンなど、たっぷりと伺った。

――まずは、四国アイランドリーグPlusの新代表に就任した経緯をお聞かせください。

まさに「偶然」という言葉がぴったりなのですが、今年に入って数年ぶりに(前・代表取締役社長の)鍵山理事長にお会いし、リーグに関する意見交換をしているうちに、予想もしていなかったリーグ運営会社社長のお話をいただきました。

本来なら、次の代表者のバトンは、もっと若い方に託したほうが良いのでは?と思いましたが、私のこれまでの経験も評価いただき、せっかくチャレンジができる場があるなら、ぜひやってみようと思い、引き受けさせていただきました。

――実は、森本社長は、四国アイランドリーグの立ち上げ時に、最初に出資をされ、IBLJ社を当時のデータスタジアム社内に登記設立させた御縁があり、リーグの生みの親の一人でもあります。当時は、どんな思いで出資をされたのでしょうか?

当時、私はデータスタジアム社の代表取締役でした。データスタジアムでは、プロ野球チームやJリーグのクラブのデータ分析など行っていましたが、どんなスポーツでも、トップチームだけでなく、若い選手たちが、トップレベルのチームでプレーすることを目指してチャレンジできる場が必要だと考えていました。

そういう意味で、野球界において、独立リーグがそのような新しい場になるのではと思っていました。出資をしたのも、とにかくそのような土台となる場所を作りたいという思いがあったからです。12年目のシーズンを迎えることが出来たのは、鍵山理事長がしっかりとその土台を作ってくれたからです。

だから、今の四国アイランドリーグPlusは四国に暮らす人々にとって「あれば良い」という存在です。今後は、四国の人々にとって、「なくてはならない存在」にしていかなければならない。そんな思いがあります。